構想から7年!嚴島神社所蔵の「錦包籐巻太刀・腰刀」に惚れこんだ三上貞直刀匠率いるプロフェショナルチームがいよいよ刀剣の復元に挑みます。熱い想いを込めて復元した刀剣を世界遺産でもある国宝 嚴島神社に奉納する令和の歴史に残るプロジェクトです。
チャレンジ
現在までに集まった総額
4,300,000 円
グローサー
188人
残り時間
終了
このプロジェクトは、購入型のAll or Nothing方式です。 2019年12月28日 23:59 までに目標金額を達成した場合のみファンディングされます。
鍍金(ときん) とは、金属材料の表面に金属の薄い膜で被覆する手法です。
金の鍍金の場合、鍍金をかける部分の脱脂を行い梅酢を塗り、さらに水銀を塗った上に金箔を乗せて加熱して水銀を蒸発させ金を残す。もしくは、あらかじめ水銀に金粉や金の薄板を溶かしこませたアマルガムを作っておきます。
鍍金するところを脱脂し梅酢を塗った上にアマルガムを塗り、加熱して水銀を蒸発させ金を残す方法が古くから使われてきた手法です。
しかし、気化した水銀は毒性が高いため、現代では、金属工芸の装飾に一部用いられる程度で、電気メッキ・真空蒸着が主流になっています。
また、現代の手法の方が、色むらが生じかねますが、今回は、古来の製作方法により復元したいと考え、前者のアマルガムを塗る手法で鍍金していただきました。
「メッキ」アマルガムを作るため水銀に金粉や金の薄板を入れると消えてなくなるように感じるため「滅金(めっきん)」と呼ばれたことから、「メッキ」という言葉が生まれたそうです。
ちなみに、「箔(はく)がつく」とは、上記の鍍金の手法で、銅地などに金箔などを乗せて貼り付け、評価を高めたことから生まれた言葉だそうです。
銀の差し目貫の内側の亀甲筋のみ鍍金です。
目貫以外は、鐔の鏡板、切羽(小) を除いて金鍍金、覆輪は、芯に練り皮が使用してあるため、金梨地で仕上げました。
鍍金は、公益財団法人日本刀文化振興協会評議員、幹事会幹事長、刀装具研究委員会委員長、国際刀装具会日本正会員、公益社団法人日本工芸会正会員、HJAジャポニスムアカデミー講師、泉金工研修会主宰の泉さんに依頼しました。
泉さんは、岩手のご出身とのことで、卓越した彫金技術を駆使して美術工芸作品を製作されるとともに、刀剣外装の鐔や金具などについても、数多く手がけられるとともに、彫金研修会を主催して国内外を問わず、彫金技術の伝承にも貢献されています。
泉さんには、公益財団法人日本刀文化振興協会でお会いして存じ上げていましたが、甲冑師の豊田勝彦さんからご紹介いただき、お願いすることになりました。
上記でも述べましたが、水銀の毒性から、現在では鍍金の技術はあっても、水銀の入手が困難なこと、メッキの技術が進んだことから、やめられることが多いようです。また、大学では、座学で「アマルガムを使用した鍍金技術」について紹介はされても、実技講習はほとんど行われていないように聞いています。
今回の刀装金具一式の製作を依頼している木下さんも、かつては行っていたが、今ではやっていないとのことで、急遽やっていただける方を探すことになり、泉さんを紹介いただき、お願いすることになりました。
水銀の毒性による事故を危ぐために制限されることはもっともなことだと思います。しかし、今回のような復元などをめざすときに、できる人がいなくなるのでは無いかという問題がここにも生まれてきているようです。
これは、単に「できる」と言うことだけでは無く、その「毒性を知った上で予防対策をとりながら行うことができる」人という意味です。
鍍金を引き受けていただくとともに、高度な技術で完成・仕上げていただき、とても感謝しています。
今回のご報告は、ここまでとさせて頂きます。
皆様もお身体、ご自愛ください。
6,000 円のリターン内容
グローサー:58人
受け渡し方法:郵送
8,500 円のリターン内容
グローサー:41人
受け渡し方法:郵送
12,500 円のリターン内容
グローサー:54人
受け渡し方法:郵送
26,000 円のリターン内容
グローサー:5人
受け渡し方法:郵送
残り140個
33,000 円のリターン内容
グローサー:10人
受け渡し方法:郵送
残り23個
42,000 円のリターン内容
グローサー:7人
受け渡し方法:郵送
OUT OF STOCK
75,000 円のリターン内容
グローサー:5人
受け渡し方法:郵送
残り5個
100,000 円のリターン内容
グローサー:5人
受け渡し方法:郵送
残り2個
275,000 円のリターン内容
グローサー:3人
受け渡し方法:郵送
残り1個
5,000,000 円のリターン内容
グローサー:0人
受け渡し方法:郵送