casanellは、工芸の可能性を探求し、挑戦を楽しむ工芸ファンが集うクラウドファンディングのプラットフォームです。

未来に繋げたい!山中漆器の叢雲塗 人材育成プロジェクト

石川県の伝統工芸、山中漆器を手掛ける浅田漆器工芸四代目 浅田明彦が地元の職人達と共に新たな挑戦に挑みます。山中漆器の技術を結集した叢雲塗(むらくもぬり)の後継者となる人材を育てる仕組みとして「山中漆器インターン制度」の設立に挑戦するプロジェクトです。

山中漆器 x 後継者育成

チャレンジ

現在までに集まった総額

1,400,000 円

140%
目標金額:1,000,000 円

グローサー

85人

残り時間

終了

このプロジェクトは、購入型のAll or Nothing方式です。 2020年09月11日 23:59 までに目標金額を達成した場合のみファンディングされます。

プロジェクト
活動報告 30
グローサー 85
応援コメント 0

下地師 漆下地の仕事

2020年08月25日
下地は木地を保護し、中塗、上塗の出来を左右する大切な工程です。塗っては研ぎ、塗っては研ぎの繰り返しで丈夫な漆器ができます。
塗ってしまうと見えない部分ですが、見えない部分に手を加えることで丈夫な漆器ができるのです。

前回の上塗りの活動報告でも書きましたが、下地の工程は、

木地固め → 布着せ → 布研ぎ → 一辺地付け → 研ぎ → 二辺地付け → 研ぎ → 三辺地付け → 研ぎ → 錆地付け → 錆研ぎ

以上の錆研ぎまでの工程になります。
錆(さび)を付ける田中昌宏さん

なぜ下地をするのか?

必ず下地をしないといけないということはありません。現に山中では木地の木目を生かす拭漆で仕上げた塗りが多く山中漆器の代表とする塗り方でもあります。
ただ、下地をしない器は木が水分を含みやすく、乾燥にも弱いので使い込んでいくと、ひびが入る場合があります。


そこでどうするか?

木に水分を含ませないように漆の原液である【生漆(きうるし)】に地の粉、米糊、砥の粉を混ぜた【錆(さび)】で木を保護し肉付けをします。
1回目の錆付けは粒度の荒い錆をヘラで付け、砥石で研ぎ、2回目は1回目よりも細かい錆でつけ、砥石で研ぎという工程を繰り返すことでだんだん漆の層が増し、かつ平滑な丈夫な下地が完成します。

 

地の粉(じのこ)とは
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物を蒸し焼きにし粉末にしたもの。地の粉はガラス質でできていて非常に堅く、また微細な孔が数多く空いているのでそこに漆が入り込み、極めて堅牢で断熱性にも優れた下地になる。

 

砥の粉(とのこ)とは
粘板岩の風化作用により生成される超微細な粒子状の粉。表面を磨き上げる際にも使われる。生産地は唯一、京都山科のみ。

 

生漆(きうるし)とは
漆の木の幹に傷をつけ、そこから出てくる乳白色の樹液(荒身漆)から木の皮などをろ過したもの。

下地師の田中さんは、「下地はいわば筋トレをしているようなもの。劣化を防ぐために下地をすることで筋肉を鍛えることになる。僕らはそういう仕事をしています。」とおっしゃっていました。
下地は見えなくなってしまうから手を抜いていいわけではなく、この仕事の良し悪しが、中塗り、上塗りの工程を支え、漆器を利用する皆様に1日でも長く使って頂くために大事な仕事です。

この大事な作業をする下地師が少なくなっているのが山中の現状です。拭漆は、もちろん山中漆器の魅力の一つでありますが、縁の下の力持ちの下地の仕事を見ていただきたいと思いますし、今後下地のテクスチャーを生かしたモノづくりも行っていきたいと思っています。
いつも応援ありがとうございます。プロジェクトを公開するまで、不安で一杯でしたが、SNSをはじめ、毎日、皆様からの応援、激励を頂いて、元気を頂いています。本当にありがとうございます。

早いもので、プロジェクトの支援募集期間も、残り17日となりました。

一人でも多くの皆様にこのプロジェクトの事を知って頂きたいと考え、クラウドファンディングに挑戦しています。
引き続き、山中漆器インターン制度実現に向けて、情報拡散、応援、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

浅田漆器工芸 浅田明彦

リターンを選ぶ

5,500 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・大杉箸置き:2個
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2020年11月30日

グローサー:16人

受け渡し方法:郵送

7,000 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・大杉箸置き:2個
・漆塗り八角箸:1膳
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2020年11月30日

グローサー:5人

受け渡し方法:郵送

8,500 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・栗っこスプーン拭漆:2本
・asadaオリジナルTシャツ:1枚
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2020年11月30日

グローサー:2人

受け渡し方法:郵送

11,000 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・大杉箸置き:2個
・たまゆらボウル拭き漆:2個
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2020年11月30日

グローサー:29人

受け渡し方法:郵送

15,500 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・SUWARI JAPAN REDまたはWHITE :1個
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2021年03月31日

グローサー:16人

受け渡し方法:郵送

残り15個

25,000 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・栗っこスプーン拭漆:2本
・【限定】SUWARI  JAPAN REDまたはWHITE シリアルナンバー入り:1個
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
お届け予定:2021年03月31日

グローサー:5人

受け渡し方法:郵送

残り10個

32,500 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・【先行お届け限定版】SUWARIペアセット または、むらくもカップペアセット シリアルナンバー入り
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:1名分
・木地師が直接指導!木地挽体験・拭漆体験:1名分
 (体験で制作した漆器1個付き)
お届け予定:2020年11月30日

グローサー:10人

受け渡し方法:郵送

残り10個

50,000 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・asadaオリジナルTシャツ:2枚
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:2名分
・浅田漆器で食事する権利(ランチ、お茶):2名まで
・上塗り職人から教わる叢雲塗体験(SUWARI):2名まで
 (体験で塗ったSUWARI(叢雲塗仕上げ)1名1個付き)
お届け予定:2021年01月31日

グローサー:0人

受け渡し方法:郵送

残り5個

75,000 円のリターン内容

・お礼のお手紙
・ウェブページ個人名掲載:個人1名分
・漆塗り八角箸:2膳
・asadaオリジナルTシャツ:2枚
・【限定】叢雲塗デザートスプーン:2本
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:2名分
・浅田漆器で食事する権利(ランチ、お茶):2名まで
・上塗り職人から教わる叢雲塗体験(SUWARI):2名まで
 (体験で塗ったSUWARI(叢雲塗仕上げ)1名1個付き)
お届け予定:2021年01月31日

グローサー:0人

受け渡し方法:郵送

残り3個

100,000 円のリターン内容

【法人・団体向け/個人購入可】
・お礼のお手紙
・ウェブページ法人/団体名掲載:1社分(個人1名も可)
・漆塗り八角箸:4膳
・【限定】叢雲塗デザートスプーン:4本
・たまゆらボウル:4個
・asadaオリジナルTシャツ:4枚
・【支援者限定】工房見学ライブ配信視聴権利:2名分
・浅田漆器で食事する権利(ランチ、お茶):2名まで
・上塗り職人から教わる叢雲塗体験(SUWARI):2名まで
 (体験で塗ったSUWARI(叢雲塗仕上げ)1名1個付き)
お届け予定:2021年01月31日

グローサー:2人

受け渡し方法:郵送