石川県の伝統工芸、山中漆器を手掛ける浅田漆器工芸四代目 浅田明彦が地元の職人達と共に新たな挑戦に挑みます。山中漆器の技術を結集した叢雲塗(むらくもぬり)の後継者となる人材を育てる仕組みとして「山中漆器インターン制度」の設立に挑戦するプロジェクトです。
チャレンジ
現在までに集まった総額
1,400,000 円
グローサー
85人
残り時間
終了
このプロジェクトは、購入型のAll or Nothing方式です。 2020年09月11日 23:59 までに目標金額を達成した場合のみファンディングされます。
こんにちは、浅田明彦です。
今年実施しました山中漆器インターン制度に参加した学生の声を掲載させて頂きます。
⼭中漆器インターン制度に参加して
京都伝統⼯芸⼤学校 漆⼯芸専攻 3 年 新保 友梨
まず初めに、⼭中漆器インターン制度を主催してくださった浅⽥漆器⼯芸様、お世話になりました職⼈の皆様、轆轤技術研究所の皆様、そしてクラウドファンディングでご⽀援いただいた全ての⽅々に感謝申し上げます。
私は今学校で漆⼯芸を学んでいますが、実際に職⼈さんの作業場で作業の様⼦を拝⾒しながらお話をお聞きすることは今回が初めてでした。
⼭中漆器は⽊地(轆轤挽き)から下地、上塗りまで分業制で⼭中の地域で制作されています。職⼈さん⼀⼈ひとりが任されているお仕事に誇りを持ち、最善を尽くして、次の⼯程へと繋げる姿がとても印象的でした。
ある職⼈さんのお話の中で、「職⼈は 100 個も同じものを作っているから 1 個くらいダメでもいいやと思うこともあるかもしれないが、お客様は全て 1 個ずつの商品として⾒るから、1 個のダメも決して許されない」と仰っていました。
実際に商品として出来上がったものは、制作に関わった全ての職⼈さんの⾼い技術と想いの結晶であるように⾒えました。
現代は⼤量⽣産が簡単にできる時代です。利益や効率重視で作られるものも多いため、何となく温かみを感じられない商品も多いと考えます。
しかし、伝統⼯芸品は代々受け継がれてきた技術を⽤いて、ある程度時間をかけて作られます。職⼈の⽅々は、商品を⼿に取るお客さんのことを思い浮かべながら制作されていました。職⼈さん同⼠で良いものを作ろうという想いが繋がり、買い⼿もその想いや温もりが伝わるため、⼤切に使いたいという意識を持つのだと思います。作り⼿と買い⼿の想いが繋がっていくところが、⼯芸品の良いところだと考えています。また、これからの伝統⼯芸界で⽋かせないものは何かとお聞きすると、皆さん SNS での発信⼒と⼈との縁が重要になると仰っていたのが⾮常に印象に残っています。
実店舗や百貨店、展⽰会での今までの顧客を⼤切にしつつ、SNS を駆使して新しく多くの⼈々に⼭中漆器に興味を持ってもらう試みが⾒られました。例えば、
SNS での写真の⾒せ⽅を⼯夫して投稿したり、⼯房の雰囲気をおしゃれにしたり、現代の⽣活に取り⼊れやすいデザインの漆器を開発していました。
様々な⾯で伝統⼯芸界は将来より厳しくなると⾔われていますが、⼭中では時代や⽣活様式の変化に合わせて伝統⼯芸の形を柔軟に変えていく、積極的な動きがありました。
今回のインターンでは、職⼈さんの技術や⼭中漆器の世界に触れただけではなく、これからの⼈⽣のヒントになるような貴重な学びや刺激を得ることができました。この経験を⾃分の中にしっかり吸収し、⾃分⾃⾝の納得がいく道を選び進んでいきたいと思います。
お忙しい中、今回このような機会をいただき本当にありがとうございました。
京都伝統工芸大学校 漆工芸専攻 1学年
髙島 佳奈
【職人から学んだこと】
私はまだ漆工芸に関わって一年しか経っていなく、漆職人の世界についてまだまだ知らないことばかりだったので、今回木地師から上塗り師、そして漆器の販売について実際に見ることができとても良い経験となりました。どうしても今は作業を覚えるのに必死で、素早く丁寧にこなしていくことができませんが、職人の無駄のない丁寧な作業は素晴らしかったです。
丁寧に作業することは勿論大切なことですが、漆器を売るために素早く作業できるようになる必要があると思いました。また、どの職人も言っていた、買った人・使う人が喜ぶ漆器をつくる、という事を大切にしていることが漆工芸を廃れさせないことに繋がると感じました。
【今後自分の作品作りに活かせること】
木地の木目の美しさに注目し、その木目を活かした拭き漆にするということが私にとってはとても新鮮に感じました。木目にあまり注目した事がなかったので、木目の流れやどのような木目だと生地挽きが難しいなどを知る事ができたので今後拭き漆の作品を制作する時は木地の木目を考えて見ようと考えました。山中漆器の特徴である木地挽きもとても魅力的でした。錆でも模様を出すことはできますが、木地挽きで掘られた模様は木目と模様とよく合っており、拭き漆で木目の美しさを強調していました。
木の暖かさを出した品物を作りたい時に挑戦してみたいと思います。
春に実施しましたインターンについても、こちらで引き続き掲載させていただきます。
2023年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
浅田漆器工芸
浅田明彦
5,500 円のリターン内容
グローサー:16人
受け渡し方法:郵送
7,000 円のリターン内容
グローサー:5人
受け渡し方法:郵送
8,500 円のリターン内容
グローサー:2人
受け渡し方法:郵送
11,000 円のリターン内容
グローサー:29人
受け渡し方法:郵送
15,500 円のリターン内容
グローサー:16人
受け渡し方法:郵送
残り15個
25,000 円のリターン内容
グローサー:5人
受け渡し方法:郵送
残り10個
32,500 円のリターン内容
グローサー:10人
受け渡し方法:郵送
残り10個
50,000 円のリターン内容
グローサー:0人
受け渡し方法:郵送
残り5個
75,000 円のリターン内容
グローサー:0人
受け渡し方法:郵送
残り3個
100,000 円のリターン内容
グローサー:2人
受け渡し方法:郵送